こんにちは、シゲルです。
スマホの悪徳案件と、クロスグループの誇大広告は記事にしますが、他のEAに関しては基本的には触れない方針でブログをやっております。
EAはしょせん道具ですし、道具はすなわち使い方次第だと思います。ほかのEAの悪口を書いても誰も得しないですし(;^ω^) ほかにも優秀なEAもたくさんあると思いますし。(もちろんそうではないものもゴマンとありますが・・・)
ですが、今回、ジュビレーショントレードというMAMが溶けてしまったという話題に、いくつかご質問も受けましたので、ちょっと調べて記事にしてみます。
ジュビレーショントレードとは?
ジュビレーショントレードとは、プロトレーダーが開発したEA稼働のコピートレードです。EA稼働とのことなので、基本的にはEAによる運用ということになります。それに加えて、プロトレーダーによる手動利確や損切が行われていたとのこと。基本的にはMAM案件ですね。MAMについては以下の記事でご確認ください。
ジュビレーショントレードのトレーダーとは?
ジュビレーショントレードはプロのトレーダーによる利確や損切が行われていたとのことですが、肝心のトレーダーの情報は見つけることが出来ませんでした。さすがにお名前や細かい経歴はなかなか提示されないとは思いますが、「プロトレーダー」というだけで他の情報が全くないのも心配ですよね(;^_^A
ジュビレーショントレードの詳細
- 使用通貨は13ペア、常時稼働するペアは2つまで
- ナンピンマーチン型
- 両建てはせず片側だけのナンピン
- バックテスト情報なし
- フォワード情報は一部アフィリエイターさんが公開
- 2020年5月~2021年1月の8か月で100万円を203万円の実績あり
100万円を8か月で203万円はすごいですね。YouTubeにその動画がアップされていましたので添付しておきます。
証券会社は香港のタスニックキャピタル証券
ジュビレーショントレードの証券会社は、香港のタスニックキャピタルという証券会社でした。
タスニックキャピタル証券とは?
タスニックキャピタル証券とは、新興の証券会社のようで、私は初めて聞きました。金融ライセンスを取得しているかどうか調べてみましたが、タスニックキャピタル証券のHPには特に記載がなく、ネット上でも見つけることはできませんでした。
あるアフィリエイターさんは、タスニックキャピタル証券からは、稼ぎすぎても口座凍結はしないと確約をもらっているということで、そのいわば口約束のようなものを信用されているようでした。証券会社側からすれば、自社に都合の悪いことをわざわざ言わないような気もするのですが(;^_^A
タスニックキャピタルはB-Book
タスニックキャピタル証券はB-Bookであるとアフィリエイターさんは公言しています。
その理由として以下のような内容を挙げています。
・初回限定で、200万円までは100%ボーナスがつく。
・レバレッジ500%だったのが、レバレッジ1000%になる。溶けるリスクが格段に減る。
・口座凍結や出金ロックはされない。
・もし証券会社が稼ぎすぎてきつくなってきたら、運営に連絡がくるようになっており、その際Abook契約に切り替えてもらうことができる。どれだけ参加者が稼いだとしても、口座凍結や出金ロックはしないと、利用する証券会社のトップから確約をいただいています。
A-Book、B-Bookの違いについて、しっかりと理解されていないのかもしれません。
あえてB-Bookを公言して募集する意味がわからない
誤解していただきたくないのですが、B-Bookがすなわち悪というわけでは決してありません。
ですが、ことMAMに関して言えばB-Bookであることは口座凍結のリスクがありますので極めて危険だと言えます。資金の持ち逃げリスクもあります。ましてや金融ライセンスすらおぼつかない新興証券会社を自信をもってオススメしている姿勢が理解できません。
タスニックキャピタル証券の担当者さんは口座凍結はしないとおっしゃっているのかもしれませんが、それをうのみにして利用者さんの大切な資金を危険に晒すというのは、ちょっと、いやかなり不誠実な気がします。
MAMの利用証券会社がB-Bookということは、それなりのかなり高いリスクがあり、それはボーナスなどと比較すべきものではありません。また、きつくなったらA-Bookに切り替えるというのであれば、最初からA-Bookで運用してもらうように交渉すべきではないでしょうか?あえて危険な道を選んで、それを承知で公言したうえで募るという意味が、私には理解できませんでした。利用者様の運用資金を、あまりにも軽んじていると思ってしまいました。
ボーナスはもらえませんが、A-Bookなので安心して運用していただけます、というほうがよっぽど利用者様のことを考えていると思うのですが・・・
手堅かったジュビレーショントレードがなぜ溶けた?
それでも、ジュビレーショントレードは手堅く運用していて評判は悪くなかったようです。
ずっと手堅く運用していたのですが、突如高ロットでのエントリーをしたために溶けてしまったようですね。一説によるとEAの暴走らしいですが、意図的ではないかとの話も出てきています。どちらが真相かは私にはわかりませんが、少なくとも無名の証券会社、しかもB-Bookを使ったMAMという時点で、飛びつくべきではなかったのではないかと思います。
願わくば、今回の溶けた理由がEAの暴走説が真実で、運営がわざと溶かしたのではないことを祈りたいです。そういう悪質案件がでるたびに、FX自体の印象も悪くなりまじめに勉強して取り組もうとしている方の足を引っ張ることになるからです。
私が案内しているZOOはA-BookのTradeViewを使用していますし、他にもちゃんと一般投資家さんの利益のためにまともな運営をされているところもたくさんあるはずですから、どのシステムやEA、サービスを利用するにしても、事前にきちんと内容を確認したうえで選びたいものですね。
それではまた!
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