こんにちは!シゲルです。
お金をふやすためにも
FXに取り組むうえでも
お金について正しく知ることは大切です。
今回は、「日本円」が、日本国内に
どのくらい流通しているのか、について見ていきましょう。
日本円(現金)について
一口に日本円と言っても
その構成は「現金」と「預貯金」によって
成り立っています。
今回はそのうちの「現金」についてとなります。
現金は「紙幣」と「硬貨」からなる
現金は、ご存知のように
「紙幣」と「硬貨」があります。
紙幣は「日本銀行券」で、
日本銀行が発行する債券のことを指します。
それに対して、硬貨は政府が発行する貨幣です。
紙幣の発行枚数はどのように決めるのか?
日本銀行券の発行枚数は
どのようにして決められるのでしょうか?
世の中に流通する銀行券は、
景気の動向によって需要が左右されます。
経済活動が活発になり
消費者がたくさん買い物をしたり
企業の間の取引が盛んになれば
銀行券の需要は高まります。
逆に経済活動が縮小されれば
銀行券の需要は減っていきますね。
また、銀行券そのものは利子はつきませんが
安全性が高く、
かつ流動性も極めて高い金融資産と言えます。
ですから、そのほかの金融資産の利回りの変化などによっても
銀行券の需要に変化が生じる可能性があります。
それら銀行券に対する需要を踏まえて
銀行券(紙幣)の発行枚数は決められるのです。
現在の紙幣の流通量は?
令和3年貨幣製造計画
参照:https://www.mof.go.jp/currency/coin/lot/2021kaheikeikaku. html
令和3年度の紙幣製造枚数は法律により定められています。
上の表は財務省のHPに掲載されているものです。
令和3年度は、合計で12兆7400億円の紙幣製造が
予定されています。
それでは、現在流通している紙幣は
全部でどのくらいあるのでしょうか?
こちらは日銀のサイトから確認できます。
参照:https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c06. htm/
昨年令和2年末の時点で
118兆3000億円が出回っているとあります。
また、実際に新しく流通している紙幣の金額は
日銀のマネタリーベースで調べることが出来ます。
ことらによると、1年で新しく流通している
紙幣の金額は、約6兆円となります。
日本銀行が製造している紙幣は約12兆円で、
出回っている紙幣のうち、古くなって使えないものは
回収されます。その金額が約6兆円のため
実際に1年間で新しく出回る紙幣の金額は
およそ6兆円ということです。
1年間の世の中に出回っている紙幣の総額は約118兆円、
1年間で新しく世の中に流通する紙幣の総額は約6兆円
という規模感は、なんとなくでいいので
押えておきましょう。
それではまた!
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